- 投資事業有限責任組合の組成による、上場会社への出資を行います。
- 投資後は、ハンズオンによるバリューアップ戦略を行います。
- 投資期間は、投資家ニーズに応じて6か月~5年間で行います。
- エグジット戦略は、投資先上場会社のニーズに沿って行います。
1. 上場会社への投資
- PIPEsとは、「Private Investments in Public Equities」(上場企業の私募増資引き受け)のことで、投資対象である上場会社との合意の上で、当該上場会社が発行する株式の引き受けなどを行う事で投資を行います。
- 業績の低迷等の理由で公募での増資が困難な上場会社の中で、事業の再構築によりターンアラウンド(事業再生、経営改革)の可能性がある上場会社を発掘し、投資を行います。
- 株式が市場で取引されているので、業績や一般都市化の期待度がタイムリーに株価へ反映されます。
- 株式を市場で取引できるので、換金性が高く、非上場会社と異なりEXITがしやすい点が特徴となります。
2. 投資事業有限責任組合の活用
- 投資を行う場合のビークル(投資家の資金を預かり、資産と投資家とを結ぶ機能を担う組織体)として、原則、投資事業有限責任組合(LPS)を活用します。
- LPSは、「投資事業有限責任組合契約に関する法律」によって規定されており、業務執行を行う無限責任組合員(GP)と純投資を行う有限責任組合員(LP)に投資家を分類することにより、投資家が投資額以上の責任を負わない仕組みを提供する事ができます。
- 当社は、ファンド運営の専門会社としてGPの役割を担い、投資家から募集した資金についてPIPEs事業を通して運用してまいります。
- 投資対象を1社に限定する事で、投資対象のバリューアップを集中して行うチーム体制を投資実行前に整えます。
- LPSは、設立時報酬、運用期間中の管理報酬、LPSにキャピタルゲインが生じた場合の成功報酬の3種の報酬をGPが取得します。
3. 事業の再編を含むバリューアップ
- 投資を検討する前提として、当社がGP(投資対象企業の株主)として投資対象企業の業績向上を図るための施策を投資対象企業と共に企画し、投資後にバリューアップ戦略を実行してまいります。
- バリューアップ施策の戦略としましては、当社が得意とするM&A戦略を核としたロールアップによる収益の拡大と、内部統制強化により事業の透明性を高める戦略を同時並行して行ってまいります。
4. 株価上昇のための施策
- 中期経営計画の策定と、進捗状況の情報開示、証券アナリストとの面談などを通して、投資対象企業のプレゼンスを上げてまいります。
- 投資対象企業の将来像と着実な進捗をアピールする事で、一般投資家の衆目をより多く集め、投資対象企業に対する期待値UPを図ってまいります。
5. 企業成長と投資家利益の最大化
- 投資対象企業が経営計画に沿った事業展開を自ら実行し、一定の成果を出しつつ自走可能な状態となった段階でLPSとしてのEXIT戦略を実行してまいります。
- 投資家の期間収益を最大化する事がLPSの最大の目的としているので、投資対象企業の時価総額と本来的な企業価値を鑑み、EXITタイミングを図ってまいります。
- 原則的には、証券市場での持分売却は行わず、投資対象企業にとって相乗効果のある事業パートナーを選定して持分売却を図ってまいります。
6. 利益分配とLPSの解散
- 投資対象企業の株式等の持ち分を売却後は、得られた利益を投資家に分配し、原則的にLPSは解散をいたします。
- LPSにおいてはパススルー課税が適用され、LPSの組合自体に課税されることはありません。
利益分配を受けた投資家側においてのみ課税がされるので、二重課税となることはありません。